2006年09月02日
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NiftyServeと一緒に契約したCompuServe IDの解約方法

Written By: 川俣 晶連絡先

 1980年代から1990年代中期までの期間、NiftyServeに入会すると、アメリカの大メジャーパソコン通信サービスのCompuServeのIDも一緒に取得できるというのは大きなメリットだったわけです。

 マイクロソフトはCompuServeに勝つためにMSNという新しいサービスを立ち上げる……という話題も1995年頃にあったような気がします。それぐらい大きな存在だったわけです。

 なので、別に使わなくても、CompuServeのIDの1つぐらい持っていてもいいか……という感じで、NiftyServe入会時に申し込んだIDを「使いもしないのに」ずっと持ち続けていたわけです。

 しかし、さすがにCompuServeなどと言っても名前すら知らない人が大多数になった今、IDを持ち続ける意味はありません。

 というわけで、解約することにしました。

 以下は、そのメモです。

 ちなみに、ここで扱うのはNiftyServe経由で取得したCompuServe IDのみです。

日本語で分かる情報 §

 以下のページ群が最も簡潔で適切だと感じました。

 解約そのものは、ここから「入会・解約」→「コンピュサーブ解約申請」と進むだけです。

溜まったメールの扱い §

 解約前に溜まったメールをPOP3で落としておこう……と思うと大変だということが分かりました。

 まず、POP3で外部ネットワークからインターネット経由でメールを落とすには、Personal Addressの発行の手続きが必要です。

 これを既に行っていれば良いのですが、行っていないと大変のようです。

 これを発行する手続きは上記サイトにPersonalAdressの発行方法として書かれています。

 しかし、この手順を実行すると、「メールボックスをアップグレードする必要があるけど、アップグレードするとメールが消えちゃうよん。先に落としておいてね」(いい加減で当てにならない意訳)と言われてしまいました。(このメッセージが出る厳密な条件は不詳)

 メールを落とすためにアップグレードするとメールが消える……というのは最悪です。

 しょうがないので専用クライアントからメールボックスを見ると、溜まっているのはここ数ヶ月に来たspamだけのようなので、落とさないで解約を実行してしまいました。

 というわけで、煮え切らないですが、この件については答は無し!

感想 §

 実はCompuServeの自分のIDが分からず大焦り。

 しかし、古い環境(PC-9801時代)のフルバックアップから記録のファイルを探し出して、何とか知ることができました。

 ちなみに、このフルバックアップは82.7MB……。常用環境の全て合わせてもたったこれだけ……。今ならたぶんこの千倍でも足りませんね (汗。